病院情報システム導入の経緯
病院職員の業務改善および、地域の患者さんにより良質で効率的な医療を提供する為、2013年10月に電子カルテシステム及び新規の診療部門システムを稼働しました。また、以前より稼働していた診療部門システムも同時に更新し、病院情報システムを構築しました。
病院情報システム導入の主要目的
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- 更なる良質で効率的な医療を提供
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- ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)を活用した地域完結型医療体制の実現(栃木県保健医療計画で推進している地域医療連携システム通称「とちまるネット」へ情報開示施設として参画しています)
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- 患者さんの更なる満足度向上の実現(外来診察における時間帯予約制の導入)
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- ICTを活用した病院内の業務改善を推進し、職員のワークライフバランスを考慮した魅力ある職場環境を提供する(非財務的業績指標の評価)
病院情報システム構成図
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- 医事課
- ▪︎医事会計システム
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- 電子カルテシステム
- (診療支援システム・クリニカルパスシステム)
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- 看護部
- ▪︎看護支援システム
▪︎勤務管理システム
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病棟業務
外来業務
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- 放射線科
- ▪︎放射線画像管理システム
▪︎管理RIS(MWM)
各種機器
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- 薬局
- ▪︎調剤業務支援システム
▪︎薬剤データベース
薬袋発行機分包機
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- 臨床検査科
- ▪︎検体検査システム
各種機器
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- 透析部門
- ▪︎透析管理システム
各種機器
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- 地域医療連携システム
- 【とちまるネット】
【注意事項】当院の病院情報システムは外部ネットワークに接続されていません。また地域医療連携システムにおいては、仮想専用回線内に診療情報を暗号化させ通信しています。患者さんの情報が外部に漏れることはありません。
とちまるネットに参加しています
とちまるネットとは※1
とちまるネットとは、地域の情報開示施設間をインターネット回線で接続し、それぞれの施設が保有している診療情報の相互参照を可能とし、緊密な医療連携を実現するシステムです。
【重要事項】とちまるネットへ診療情報を開示する場合、患者さんに書面による同意を頂く必要があります。また、患者さんの意志によって、いつでも中止することも可能です。その場合、患者さんに不利益等は一切生じません。
とちまるネットの主な機能
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- とちまるネットに参加している施設の診療情報を共有できるため、一貫した医療が可能となります。
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- 2
- 重複した薬の処方、検査、画像検査を防ぐことができ、医療の効率化・医療費の削減にもつながります。
処方・注射・検体検査のアイコンをクリックすると検査結果を閲覧することができ、安心・安全で効率的な医療を提供することができます。
※1 ID-Linkホームページより一部改編